緊急解説！フォートナイトがアップルに「宣戦布告」？（2020年8月17日）#ニュース

人気ゲーム『フォートナイト（Fortnite）』で知られるアメリカのエピックゲームズ（Epic Games）は13日、アメリカのアップル（Apple）とグーグル（Google）によるスマートフォンなどへのアプリ配信が独占に当たるとして、両社を提訴しました。

両社の配信システムでは、アプリ内課金について３割程度の手数料が取られる点をエピックゲームズは問題視していて、ゲームで使える通貨を、利用者が、両社を通さず割安に購入できる選択肢を追加しました。

これに対し、アップルとグーグルは、ゲーム『フォートナイト』をストアから削除し、反発したエピックゲームズが提訴に踏み切ったいうことです。

アップル側は「フォートナイトは我々による確認・承認なく新機能を追加しました。
それはすべてのアプリ事業者が守る利用者の安全保護のためのApp Store規約違反の行為のため配信を停止しました」と主張しています。

３割の手数料はこうしたプラットフォームビジネスでは平均的な金額であり、アップルは各アプリの安全性の確認やApp Storeの維持・管理を行っているので手数料はそうしたコストにあてられています。

エピックゲームズは提訴にあわせて抗議動画を公開するなど周到に用意していたことがわかります。
またその抗議動画はジョージ・オーウェルの小説を題材にしたアップルの伝説的なＣＭ「1984」をモチーフにしていることから世界中で話題となっています。

GAFAの一角であり、ＩＴ業界の超巨人であるアップル、グーグルに同時に宣戦布告をしたゲーム業界の巨人エピックゲームズ。
結果次第ではプラットフォームビジネス、アプリビジネス全体にかかわるだけに、その行方に注目が集まっています。

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